特化型人工知能と汎用人工知能
皆さま、こんにちは!
今回は、人工知能は考えるのか?という疑問に対して書きたいと思います。
1. 人工知能は知能か?
結論 : 知能ではありません。(理屈的に)
知能の定義 広辞苑では
①知識と才能。
②知性の程度。 みたいです!
現在存在する人工知能は、全て特化型人工知能です。弱い人工知能という言い方もあります。画像から消化器ガンを発見するAI、網膜症を発見するAIなど数多くのAIが報告されています。
これらは全て多変量解析という高度な統計解析で成り立っています。なので、様々な事象に対応するようなプログラムになっていません。
画像→数字に変換→解析→認識 という流れなので、解析して機械に覚えさせた画像以外は全く反応できないんですね。
弱い人工知能、特化型人工知能という名前の由来はこう言う背景があります。
なぜ、人工知能; AIと呼ばれるのか?という話になりますよね!
2. 機械学習
人工知能は高度な統計解析であることを説明しました。この解析について少しPOSTで私が解説しているので、こちらも載せておきます↓
この記事と少し重複しますが、人工知能の中身の解析である、Deep neural net workなどは重回帰分析による予測よりも高度な統計技術により正確に予測や分類が出来ます。
実は高度な統計解析というだけでは、それは統計解析ですよね。機械学習というのは、人がボタンを押したりして解析するのではなく機械 つまりPCがオートマチックに行われます。
ですので、どのような解析が行われているかの概要は分かりますが実際の計算は機械がするので詳細は不明です。この事からブラックボックスみたいに考えられる時もあるんですよね。
3. 汎用人工知能
これは強い人工知能です。
現在、存在はしません。
様々な事象に対応する人工知能です。人工知能自身が人のプログラムを必要としないで学習したり、考えられる力を得た場合、ターミネーターのような世界になりますよね。
実は2040年ころに汎用人工知能が出来て世界が変わると噂されています。シンギュラリティなどと言われていますが、まだまだ噂のような段階なのですよね。
浅く解説しましたが、どうでしょうか? まだ人工知能は怖いですか?
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。