血液凝固・出血傾向 - PT Exam Lab -
血液凝固・出血傾向
出血傾向
出血を止めるための機能として血小板や凝固因子を持っています。この働きが崩れると「出血傾向」が出現します。「出血傾向」とは、「血が止まりにくくなる」あるいは「ささいな怪我でも出血しやすくなる」状態のことです。青あざ、鼻血、血痰、血尿など
血小板(PLT)
血中の血小板の数を表します。血小板は出血したときに止血する働きをするので、血小板が減少すると出血が止まりづらくなります。
基準値: 12.0~35.0(X10^4/ul)
フィブリノーゲン(Fib)
フィブリノーゲンが低下すると出血しやすくなります。止血機能に関わるタンパク質は肝臓で作られるため、肝臓の機能を調べる時にも検査します。
基準値:200~400(mg/dL)
DIC(播種性血管内凝固症候群)
播種(はしゅ)とは、畑に種をまくことを意味しています。種に相当するのが血栓です。DICは、血管内に血栓がばらまかれた、凝固の反応が非常に高くなった状態の病気を指しています。結果的に血栓の元になる血小板や凝固因子が体内で大量に消費されるため、それらが著しく減少して、出血しやすくなります。