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タイトルはAIですが、個人的な日記なので、あまり気になさらないように。

自転車運転教室に参加させていただきました。

 

自転車運転教室に参加させていただきました。

 個人的にはとても良い経験になりましたし、重要な分野の1つだと考えるようになりました。必要な分野ではありますし、求めている方々も多くいらっしゃるでしょう。何となく感じたことをだらだらと書いてみました

 

 ヤフーニュースのコメントであったように、一般的には高齢者の自転車運転は危険だと簡単に予想できます。何をもって危ないかという評価をする必要がありますが、自動車を運転する成人は、"あの自転車に乗っている高齢者は危ないなー"と思った事があるかと思います。

news.yahoo.co.jp

 

こんなコメントもありましたよ↓↓

 

 

 

 その危ないだと中高生の運転も大概危ないのですが、高齢者が転倒した場合、ほとんどの場合は骨折や硬膜下血腫などのリスクが非常に高いです。そこで車の運転手は、危ない年寄りが自転車に乗っていたら、あちらからぶつかってきても車も動いている場合は大抵、車を運転している人の責任になってしまう為、乗らないで欲しいと考えているのではないでしょうか?

 

 認知機能が低下しているから、身体機能が低下しているから、自転車は危険だというお気持ちも分かりますが、どれくらいの認知機能があれば自転車に安全に乗れるのでしょうか?そもそも、その認知機能は何でしょうか?安全と何でしょうか?

 

 シンプルに記憶力が低下しているという症状のみの方で、歩行速度や立ち座りテスト、片足立位などの身体機能検査で十分な機能を有している場合やTMTなどの検査で異常なしの場合は安全でしょうか?私が調べたところでは十分な情報がありませんでした。そのため、何をもって自転車運転がダメという材料がありません。

 

 しかし、片足立位が出来ない、歩行速度も0.1 m/secで頸部の可動域が狭小化している高齢者の場合、(たぶん)自転車運転は難しいですよね。

 

 では、変形性膝関節症や膝蓋骨骨折の既往歴がある患者で可動域制限はありますが、認知機能や注意機能が問題なしの場合はそのまま自転車に乗っても安全でしょうか?サドルの高さの調整が必要かもしれませんし、4輪車や3輪車の方が良いかも知れません。圧迫骨折や腰椎症などがある場合、重心移動が難しいかもしれません。

 

 自転車運転といっても複数の評価項目があり、何をもって大丈夫か安全か、難しいかというカットオフ値のようなものは今の所ありません。今回の龍神整形のような機関が今後は研究を行っていただけると非常に助かります。

 

個人的には特徴量抽出をしたいところですし、カットオフ値には少し口うるさい方なので、データがあれば解析してみたい

 

 そして、もう一つ感じたのは、自転車練習は損と益のバランスやSDMが大切で非常に重要な分野であると感じております。やはり私たちも高齢者が転倒するような事はして欲しくありません。その人の価値は何か、自転車に乗ることは寝ているよりも転倒リスクが高いでしょう。では、遠いところに外出するなということでしょうか?

 

 そういう分けにはいきませんよね。練習して一定の力が身についた場合、そして安全性が担保できる場合は、モビリティを広げることは結果的に移動能力の低下を軽減するという報告もございます。

 

 

 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

こちらも

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

 自分が勤務しているところでは、ここまで介入しにくいので、うらやましいと思いつつ、自分のできることをしていきたいなと感じました。

 

だらだらと乱雑な文をすみません。

 

takuma-ai.hatenablog.com