理学療法士の中でも鍼灸の資格を取ったり東洋医学の勉強をしている方が多いようですね。今回は、鍼灸師にとってはネガティブな情報です。

先に、カミングアウトですが、わたしは鍼灸師です。

（資格をとってから10年程度は経過したでしょうか……）

それでは本題です。

整骨院や鍼灸院では、膝痛に鍼灸は効果があるとよくうたっておりますが、エビデンスという面ではどうでしょうか？

この論文を元にみていきましょう。

タイトル

Acupuncture for Chronic Knee PainA Randomized Clinical Trial

2014年にJAMAという非常に有名な雑誌で出版された論文です。

対象

・50歳以上の慢性膝痛患者（3ヶ月以上継続して疼痛を有する者）

・NRSで4点以上の疼痛を有する者

・朝のこわばりが30分以内のもの

治療

・鍼治療　70名

・レーザー治療　71名

・プラセボ治療　70名

12週間の治療が行われました。

（ちなみに使用した針はセイリンのコレです↓↓）

amazonで鍼を販売しているようです……。

0.25mm × 40mm

結果

12週間後

どの治療群も有効ではなかった。

NRS　0．4点程度の改善でした……

ちなみに、NRSの95％信頼区間では

－1．2　～　0．4です！

ちょっとまて、、、

統計学的に有意な改善はないのですが、それより、マイナスが95％信頼区間にあるので悪化した人もそれなりにいた可能性があるではないか！！！！！

鍼治療は本当に有効なのか。

鍼灸師もエビデンスを元に治療すべきであると思いますね。

ニセ医療とまではいきませんが鍼灸師もエビデンスを勉強すべきです↓↓

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