理学療法士が東洋医学を学ぶと言う件について(私は否定も肯定もしません)
どうもです。
理学療法関連のことばかり書いておりましたが、最近は鍼灸師であることも思い出しつつあります。10代後半や20歳の頃は、運動学などの本も読んでいましたが、伝統医学や鍼灸の勉強もたくさんしていました。
今回は、東洋医学の中でも中医学や経穴(ツボ)などについて書きたいと思います。
実は、鍼灸師として伝統医学の鍼灸院で働いていたことがありました。
学生時代は、伝統医学系の学会の弟子をしていた事もあります。
(厳しかったです)
理学療法×東洋医学という私からすると、安易に東洋医学って言うな案件があります。
(理学療法士のなかでは統計マニアのお前が言うなと思われるということはわかっております。 ) 偉そうなことを言わせて頂くと、理学療法の論文も読もうとしない方が、いくら東洋医学を勉強しても意味はないと思うからです。
東洋医学や伝統医学は簡単に身につくものではありません。伝統医学の根拠に基づく鍼灸治療は簡単にできるものではないし、筋膜と経絡は似ていると言う方々もいらっしゃいますが、伝統医学を本気で生業としている方々は、そんな浅はかなことは言っておりません。経穴や経絡を勉強する前に中医学を知っておかないと、その東洋医学の知識は全く使えません。
中医学は西洋医学でいう解剖生理学のようなもので、必要不可欠です。 解剖生理を知らないのに運動療法や運動学はわからないでしょう!中医学を知らないのに、経絡や経穴について分かるはずがありませんよね。ちなみに、鍼灸師として伝統医学の内弟子をしていたことは中医学の本を3回くらい読み直していました。
(10代後半から統計の勉強をしておけば良かったと思っていますが・・)
中医学を勉強するための、オススメ書籍をいくつか紹介します。
この本は、東洋医学(中医学)を勉強する方にとっては読むべき本です。理学療法士も解剖生理を知っていないとなにも出来ないですよね。西洋医学の解剖生理と全く違うので理学療法士など西洋医学を勉強してきた方にとっては少し難しいのではないかと思います。
ちゃんと勉強するなら基礎中医学(青い本)がいいのですが、とっつきにくい可能性があります。読みやすいのは、中医学の基礎か中医診断学ノートですかね。東洋医学の診断というのは医学的な診断ではなくて、証を立てるという考え方をしているので、一般的に言う診断とは異なります。
例えば、肝陽上行(かんようじょじょうこう)や、胃気上逆(いきじょうぎゃく)、と言ったものがあります。
今回は、ここまでにします。
最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。