理学療法士が東洋医学を学ぶと言う件について、その2(私は否定も肯定もしません)
お久しぶりです。
最近、理学療法士が東洋医学を勉強しているというお話をよく聞くので、その2を書いていきたいと思います。前回は、中医学を勉強しないで東洋医学を勉強したとは言えないということを中心に書きました。今回は、経穴や経絡について書いていきます。
経絡と経穴
簡単にいう経絡は枝、経穴は葉です。これは、木という臓器が枝(経絡)を通じて、気を送っているという感じで捉えるのが分かりやすいでしょうか。その枝の先に葉(経穴)があります。ですので、経絡というのは臓器の数だけあります。
伝統医学による治療は、この経穴に鍼や灸をすることで治療をするのですが、刺す方向や深さ、呼吸のどのフェーズで刺入するのかという所を鍼灸師は注意深く観察して実施します。ここには西洋医学的な視点は全くありませんし、いわゆる医学的なエビデンスは全くありません。
理学療法士がこれらを勉強する必要はないかと思いますが、もし理学療法を勉強し尽くして、東洋医学も勉強したいという方は、以下の参考書をオススメします。
(伝統医学の鍼灸師はもちろん読んでいます)
鍼灸のエビデンス
Pubmedでacupunctureの介入研究だけでも、5000件以上の研究があります。
もし、Pubmedを知らない人がいたら↓
普通に勉強していれば知っていますよね。
鍼灸をもっと普及させたい、鍼灸の方が理学療法よりも効果が高いというのであれば、研究してくださいね。
今回もお付き合い頂きありがとうございました。