公的な機関が行っている介護予防教室に参加してきた。(後半は転倒予防の論文紹介)
どうも、今日は市役所へ、明日は研究協力病院へご挨拶にいきます。
いきなりのカミングアウトすみません。
研究フィールド兼 私の地元である和歌山県の介護予防教室に参加してきました。普段東京に住んでいるのですが、やはり田舎はいいなーと思いつつ参加しました。以前、和歌山にいた頃と変わらないアウトカムを取っていたので、評価をお手伝いしながら、アウトカムの変更などのお話し合いもして参りました。
(インボディで筋肉量を計測するのですが、体脂肪急増中の私自身は計測せず。)
転倒、入院、骨折など様々な予測の精度を高くしたいという事で、研究になりましたが、多くの事が出来そうです。今すぐ、必要な研究も大事ですが、長い目でみて、和歌山がより良くなるように研究を通して協力したいと思います。地元愛というやつでしょうか。
和歌山を離れないとわからない部分も多いと思います。東京に来て5年ですが、客観的に故郷をみれて良かったですね。
明日は、研究協力病院へご挨拶。こちらの病院も、以前、私が勤めていた病院です。皆さまのご協力を得ながら出来る限り尽力したいと思います。
さて、話が変わりますが、転倒予防をするための必要な運動量というのはどれくらいでしょうか?
こちらのメタアナリシス↓↓
Exercise to prevent falls in older adults: an updated systematic review and meta-analysis.
週に3時間の運動で転倒予防ができるようです。必ずできるとは限りませんが、少なくとも週3時間というのは一つの目安になるかと思います。ちなみに、日本で行われた転倒予防の研究もあります。こちら↓↓
こちらもメタアナリシスと同様に、週3時間くらいの運動、2週間に1度の転倒予防教室を6ヶ月行っております。上記論文からの引用の図です↓↓
白い方が介入していない群、黒い方が転倒予防をした群ですが、転倒予防教室に入っていた群の方は転倒率が低いですよね。この図は、それ以外にもっと重要なことがあります。
転倒予防しなければ、50%は転倒するということ
運動ができない、もしくはしない場合、は半分以上の人が転倒するのです。
今回は、事実を述べたところで終了します。
ありがとうございました。