第三次、人工知能ブーム 1990年代〜現在
皆様
理学療法士のためのAI概論をご拝読いただきありがとうございます。
前回は、第二次の人工知能ブームについて書きました。
第二次、人工知能ブーム 1980年代〜 - 理学療法士・リハビリ関連のための人工知能概論
今回は、第三次の人工知能ブームについて書きます。
第二次人工知能ブームが起こった、1980年代は局所解の問題などで、精度が上がりきらないことが問題となっておりましたが、この問題がついに解決されます。それは、4層以上のニューラルネットワークである、深層ニューラルネットワークにおいてもです。
そして、これまで知識ベースやルールベースで行ってきた学習がついに、機械ベースになります。機械(PC)が特徴量を見つけ出して、問題を解決するというものです。
2012年には、画像認識の国際的な会議の一つで、深層学習を使用したアルゴリズムが圧倒的な精度を叩き出し勝利しました。
そこから、現在は、深層学習の登場により、大きく日常生活に変化が起きようとしております。自動翻訳、画像認識、自然言語処理など様々の分野で応用され始めております。囲碁や将棋も深層学習を利用した人工知能が人間に勝利するなど、ヒトを超えております。
しかし、これらは、特化してAI(弱いAI)と呼ばれております。
汎用人工知能は、まだ出来ておりませんし、動画の認識速度や精度も実用的までは少し時間がかかりそうです。
簡単に健忘録として書きました。